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10年以上宮部ファンの俺がおすすめする宮部みゆき小説8選

読書


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「東大生が1日を50円で売ってみたら」を連載中!

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(引用:https://www.youtube.com/watch?v=AttAV6FZ-JI)

 おはようございます!りょーすけ(@tonbonline)です。

 

みなさんは、宮部みゆきさんをご存知でしょうか? 

最近だと、「ソロモンの偽証」が映画化されたことで、大きな話題となりましたね。

(ちなみにこの小説、なんと原稿用紙4,700枚分!

 

じつはぼく、かれこれ10年以上、宮部みゆきさんの本を読みあさっておりまして・・・

初めて宮部さんの本を読んだのは、小学生のときでした。

子どもながらも、繊細な文章からつくられるイメージを、頭の中にふくらませていました。

ああ、懐かしい。 

 

今回は、10年以上宮部みゆきファンのぼくが、心の底からおすすめする小説を紹介しちゃいます!

 

火車

休職中の刑事、本間俊介は、遠縁の男性に頼まれて、彼の婚約者・関根彰子の行方を捜すことになった。自らの意思で失踪、しかも徹底的に足取りを消して――なぜ彰子はそこまでして自分の存在を消さねばならなかったのか? いったい彼女は何者なのか? 謎を解く鍵は、カード社会の犠牲ともいうべき、自己破産者の凄惨な人生に隠されていた。山本周五郎賞に輝いたミステリー史に残る傑作。

これがなければ大炎上間違い無し、そう言っても過言ではない名作です。

物語が進むにつれて、おかしい、おかしい、おかしい。

失踪した婚約者、関根彰子が、おかしい。

 

魔術はささやく

それぞれは社会面のありふれた記事だった。一人めはマンションの屋上から飛び降りた。二人めは地下鉄に飛び込んだ。そして三人めはタクシーの前に。何人たりとも相互の関連など想像し得べくもなく仕組まれた三つの死。さらに魔の手は四人めに伸びていた……。だが、逮捕されたタクシー運転手の甥、守は、知らず知らず事件の真相に迫っていたのだった。日本推理サスペンス大賞受賞作。

鳥肌が3回立つハズ。

物語の中盤、終盤、そして最後の一文・・・。

「終わりから考える」は小説・映画の鉄則らしいですが、この終わらせ方こそ、宮部みゆきの真骨頂なのかもしれません。

 

龍は眠る

嵐の晩だった。雑誌記者の高坂昭吾は、車で東京に向かう道すがら、道端で自転車をパンクさせ、立ち往生していた少年を拾った。何となく不思議なところがあるその少年、稲村慎司は言った。「僕は超常能力者なんだ」。その言葉を証明するかのように、二人が走行中に遭遇した死亡事故の真相を語り始めた。それが全ての始まりだったのだ……宮部みゆきのブロックバスター待望の文庫化。

小説を読みはじめるにあたって、「このタイトルってどういう意味なんだろう?」と考える方は、多いとおもいます。

本作「龍は眠る」は、爽快にスパーンと答えがわかる作品です。

読了感グッド。

 

ソロモンの偽証

I 事件

クリスマスの朝、雪の校庭に急降下した十四歳。その死は校舎に眠っていた悪意を揺り醒ました。目撃者を名乗る匿名の告発状が、やがて主役に躍り出る。新たな殺人計画、マスコミの過剰報道、そして犠牲者が一人、また一人。気づけば中学校は死を賭けたゲームの盤上にあった。死体は何を仕掛けたのか。真意を知っているのは誰!?

II 決意

期間はわずか15日。有志を集め証人を探せ! 14歳の夏をかけた決戦、カウントダウン! もう大人たちに任せておけない。保身に身を窶す教師たちに見切りをつけ、一人の女子生徒が立ち上がった。校舎を覆う悪意の雲を拭い去り、隠された真実を暴くため、学校内裁判を開廷しよう! 教師による圧力に屈せず走り出す数名の有志たち。そして他校から名乗りを上げた弁護人の降臨。その手捌きに一同は戦慄した

III 法廷

この裁判は仕組まれていた!? 最後の証人の登場に呆然となる法廷。驚天動地の完結篇! その証人はおずおずと証言台に立った。瞬間、真夏の法廷は沸騰し、やがて深い沈黙が支配していった。事件を覆う封印が次々と解かれてゆく。告発状の主も、クリスマスの雪道を駆け抜けた謎の少年も、死を賭けたゲームの囚われ人だったのだ。見えざる手がこの裁判を操っていたのだとすれば。驚愕と感動の評決が、今下る!

 

全三部作。

最初にかいたように、めちゃくちゃ長いです笑

ですが、読みはじめたらマジで手が止まりません。

校舎から飛び降りて死んだ14歳。

彼は自殺したのか?殺されたのか?

中学生たちが自ら学校内裁判を開廷し、真相をあばこうとしますが・・・。

 

映画DVDも売れてるよ!

ブレイブ・ストーリー

おだやかな生活を送っていた男の子に、突然、両親の離婚話がふりかかる。家を出た父を連れ戻し、再び平和な家族に戻りたいと強く願う少年が向かった先は、運命を変えることのできる女神の住む世界「幻界(ヴィジョン)」だった。5つの「宝玉」を手に入れ、女神のいる「運命の塔」を目指す彼を待ち受けるものとは!? トカゲ男にネコ娘、火を噴くドラゴン。コミカルなキャラクター勢とともに、次々と沸き起こるトラブルを乗り越え、少年は強くたくましくなってゆく。

これまた、映画化までされた名作中の名作。

超王道のファンタジー。王道すぎて、童心にかえっちゃいます。

ちなみに中学受験の国語で出ました。落ちましたけど笑

 

レベル7

レベル7(セブン)まで行ったら戻れない――謎の言葉を残して失踪した女子高生。記憶を全て失って目覚めた若い男女の腕に浮かび上がった「Level7」の文字。少女の行方を探すカウンセラーと自分たちが何者なのかを調べる二人。二つの追跡行はやがて交錯し、思いもかけない凶悪な殺人事件へと導いていく。ツイストに次ぐツイスト、緊迫の四日間。ミステリー・サスペンスの最高峰、著者初期の傑作。

いやあああああああこれもねえええええええええ

まさにどんでん返し!

興奮のあまり、三日間くらい眠れなかったような記憶があります。嘘です

 

そしてそして、最後の一文が、すごい(小並感)

そう来るか!と。

その文で締めるか!と。

 

パーフェクト・ブルー

高校野球界のスーパースターがガソリンを全身にかけられ焼死するというショッキングな事件が起こった。たまたま事件現場に行き合わせた弟の進也と、蓮見探偵事務所の調査員・加代子、そして俺――元警察犬のマサは、真相究明に乗り出す。社会的テーマと卓抜な人物描写で今日を予感させる鬼才・宮部みゆきの記念すべき爽快なデビュー長編。

 

ぼくが宮部ファンになるきっかけをつくった一冊。

小学校の夏休みに、何周読んだことか・・・。

宮部みゆきの長編デビュー作でもあるこの本は、元警察犬のマサ・・・の視点で進んでいきます。

最後まで予想のつかない展開とは、まさにこのこと!

 

理由

事件はなぜ起こったか。殺されたのは「誰」で、いったい「誰」が殺人者であったのか――。東京荒川区の超高層マンションで凄惨な殺人事件が起きた。室内には中年男女と老女の惨殺体。そして、ベランダから転落した若い男。ところが、四人の死者は、そこに住んでいるはずの家族ではなかった……。ドキュメンタリー的手法で現代社会ならではの悲劇を浮き彫りにする、直木賞受賞作。

 

はい!はい!はい!

最高。

序盤からはりめぐらされてきた伏線の回収は、さすがとしか言えませぬ

宮部みゆきさん、「理由」で直木賞をとるまでに、5回落選しているんですよね

6度目の正直というか、文字どおり魂がこもった一作。

この小説、最初はわけがわらかないんですよ。

高層マンションで発見された四人の死体。

だれひとりとして、そこに住んでない人たちだったんです・・・

 

 

 

 

どん!