東京から大阪にヒッチハイクでやってきたぼくとO西君
しかし、ヒッチハイクをするだけじゃあ、満足できない
せっかくきたんだから、地元の方と触れ合う""何か""をしなければならないんだ。
関東にくらべて関西の方たちはみんな優しいって言うじゃないか 。きっと温かく迎えてくれるにちがいない
もしかしたら、新しいサムシングをつかむことができるかもしれない
地元の方を巻きこめるもの・・・
「絵しりとり」やってみよう。
関連記事:
ryosuke-takano.net
「絵しりとり」とは
日本に古くから伝わる遊びの一つ
しりとりを言葉ではなく絵でおこなっていく
たまにぶっ飛んだ回答がくると解読不可能になり、ゲームの崩壊につながってしまう
※今回は濁点をつけても外してもOK。
※「ー(伸ばし棒)」が最後の場合、直前の文字でしりとりする。
例)
うさぎ → き or ぎ
テコンドー → と or ど
@心斎橋筋商店街
というわけでやってきました!
多くのひとで賑わっていますね〜
最初の絵はもちろん・・・
お前だーーーーー!
ヒッチハイクと違って窓越しじゃない分、さすがに緊張するぞ
商店街を歩くこと数分。
大学生3人組を発見!!
「絵しりとりしませんか?」
「え?」
だいじょうぶです。それが普通の反応です
怪しい者ではないことを必死に説明する
記念すべき最初の参加者はこの方々!
突然お願いをしたのにもかかわらず引き受けてくださり、ありがとうございますっ!
(1:りんご→2:コマ)
この調子でどんどんいくぞーい!
お店の前で待ち合わせをしてるお父様発見。
「ふっふっふ」と寛大な心で承諾していただいた
立体的でわかりやすい絵!ここまで至って順調だ!
(2:コマ→3:マス)
と、ここで中高からの友達が合流。彼にも書いてもらうことに
うーむ、さすがサイエンス学徒。芸術的なスイカである
(3:マス→4:スイカ)
ここで夜も遅くなったので明日に持ち越し、次の日の早朝に新たな場所へと移動した
@天神橋筋商店街
全長2.6km・店舗数600を誇る日本最長の商店街!
ここでなら50人と言わず100人と絵しりとりができるだろう
予想通り、声をかけるとたて続けに書いていただけた
(5:亀→6:めだま→7:マッチ)
めだまを書いてくれたのは春から上智大学経営学科へ進学予定の高校生くん
奇遇なことにO西君と同じところだ。合格おめでとう!
個人的にマッチの表現がおしゃれで好きです
が、ここで一気に不調の波が到来
雨が降っていたこともあり商店街の人が減りはじめてきていた。
ぼくたちは作戦を変更し、最終決戦の場所を大阪駅に決定する
@大阪駅
ありとあらゆる駅へとつながっているだけあって、東京と同じかそれ以上の人でごった返していた
現在 7/ 50人。
ぼくとO西君は、立ち止まっている方々に声をかけていくことにした
あらためてやってみると、声をかけた瞬間は最大限警戒をされてしまう
大事なのは、自分の身分をしっかりと説明すること。
「暇だから絵しりとりやってるんすよ^q^」と突然言われてもただのド変態にしか見えない
東京からヒッチハイクでやってきた大学生ということを、簡潔に丁寧に説明していく
渋いお兄さんと可愛くてちっちゃいお姉さん!
(8:チーズ→9:スリッパ)
コツがわかってきたぼくたちは調子に乗り、企画を説明するときの表情にも余裕がでてきた。
ヒッチハイクで培った微小なコミュ力を活用しよう
書いてくれそうな方を物色すること数分。
大学生らしき4人組を発見!!
本当に親切な方々で、4人とも書いていただけました!
ありがとうございましたっ!
(10:パイナップル→11:ルビー→12:ひじ→13:しっぽ)
どれもお上手で、解読するのもイージーモード。
その後も順調に、イケメンお兄さん3人衆にお願いしたり
(14:ホタル→15:ルーレット→16:トマト)
おしゃれお兄さんや美人お姉さん×2にお願いしたり
(17:時計→18:イス→19:すし)
またまた美人なお姉さん×2人にお願いしたり
(20:しまうま→21:まくら)
ほんっっっっっっとうに順調だった。
ここまでは。
綺麗なお姉さん3人組に声をかける。
前回が「21:まくら」なので、「ら」から始まるものを書かないといけない。
しばらく悩んだ後にお姉さんが書いたのが
「らっきょ」だった。
隣の絵は「海に浮かぶ少年」じゃなくカレーだ
矢印で指されているのは「ダンゴムシ」じゃなくらっきょなんだ
思わず二度見してしまうほどのインパクトがある
「よ」に続けて「夜」が書かれた
シンプルながらはっきりと月や星があることがわかるし、ファインプレー
だが、夜の「る」に続く言葉が難しい
普通のしりとりですらやりづらいというのに、ルビーがすでに出ているのが不運だった
熟考のすえにボードに書かれたのが
ルパン三世だった。
過程を知らない人に見せればまずわからないだろう
くるりと跳ねた前髪がおしゃれだが当然本物のルパンにそんなものはない
どんどん「絵しりとり」は続いていき
(25:イカ→26:かに)
半分に到達し・・・
(27:にじ→28:じどうしゃ→29:や)
夢の30台まであと一歩。
男性二人組をつかまえる
(30:ヤモリ)
わかりやすい。
ん???
(※31:リュックサック)
多少のトラブルがあったが、続いてく
(32:くまで→33:でぐち)
50人までもう少しだ・・・
あらためてボードを見てみるとなかなか壮観である
大学生4人組を発見!!
こんにちは〜ぼくたち東京からヒッチハイクで(かくかくしかじか)
へえ〜めっちゃおもろいな〜(やんややんや)
この絵、なんだと思いますか?↓
ゴリラ?
「ルパン三世」なんです
わかるわけないやろwwwwww
のようにひと段落あったところで、「でぐち」の「ち」につながるものをお願いする
ん〜〜〜・・・あっ!(一人がひらめく)
ち◯びや!
(ちく◯だ・・・)
(◯くびだ・・・)
余談だが画像編集してるとき兄に見られた泣きたい
放送禁止アートがでてきたものの、
(35:ビール→36:ルービックキューブ→37:ブック)
他の3人は加工なしですんだ
その後お姉さんたちに書いてもらい、
(38:くり→39:リス)
とんとん拍子で進んでいき・・・
(40:スケート→41:トンボ→42:ホタテ→43:でんきゅう→44:うさぎ→45:キス)
ついに残り5こ。
開始してから10時間を越しており、体力は限界に達していた
むきむきのお兄さん3人組にお願いする
一人が先輩で他のお二人が後輩なのだろうか
むっき1「『す』ならお前担当やろ」
むっき2「なんすかそれ・・・」
うめえ。
(46:スズメバチ)
「す」担当は伊達じゃなかった
むっき1「『ち』ならお前担当やろ」
むっき3「マジすか・・・絵苦手なんスけど。。チョコレートとかスかね?」
・・・。
むっき1「『と』なら俺の担当やな。トイレ描いたるわ」
・・・・・・・・。
結構うまかった。
時刻を9時を過ぎ、駅構内の人も少なくなり始めていた
あと二つ。
足はとっくのとうに限界がきていた
お友達を待ち合わせ中のお兄さんに49番目を書いてもらい、
(49:れいぞうこ)
残り一つ・・・
最後は「ん」で終わらせる
体がまともに動かない
どれだけの時間を注ぎ込んだんだろう
どれだけの距離を歩いたんだろう
3人組を発見
何十人、何百人
気の遠くなる程話しかけた
「『こ』で始まって『ん』で終わるやつか〜・・・あっ、わかった!(ひらめく)」
すべては.....
この一撃のために!!!
コッペパン
実験を終えて
二日間にわたる目的も理由も途方もない実験が終了した
お忙しい中お相手してくださった大阪の方々・・・ありがとう。
思いのこすことはもうない。
地元の方の優しさに触れ、人の素晴らしさに感謝するヒッチハイクの旅だった。
うーん。
なんだこの実験
ryosuke-takano.net